セクハラを受けるイスラム教女性

Søstre i solidaritet

Photo: NRK, Ytring 20.06.2017

イスラム教の女性について前回触れたが、今回は、ノルウェーにいながらイスラム社会からセクハラを受けている三人の女性たちについて、述べることにする。

ライアルとマリア、シュリカの三人は、それぞれブログ執筆者、オスロ難民の会会長、または社会学学生であり、同時に社会において討論会で活躍しているムスリム女性たちである。またムスリム女性の多くが着用しているヒジャブについても、この三人は着用していないことも共通している。ムスリム女性でヒジャブ等何もつけていない女性は、決して少数派ではなく、例えばアマル・アデンもそのうちの一人である。ムスリムでない人にとっては頭に被り物をするかどうかということが、どれほどイスラム社会にとって重要なのか理解しがたいが、そのような社会において女性がイスラム教徒でない女性と同じような服装をすることは、日常生活が危ぶまれるような思いをする危険性があるらしい。

この三人の女性たちはソーシャルメディアを始め色々な場面で、同じイスラム教徒からセクハラを受けている。三人の一人であるライアルはラマダンというイスラム教の断食の際に、病気のために断食ができないことをブログに書くと、たちまち多くのムスリムから攻撃を受けたという。ソーシャルメディアだけにとどまらず、例えば地下鉄に乗っていた時も見知らぬ人から「断食しないなんて、恥を知れ!」と言われたという。他にも「売春婦」や「アンチ・イスラム」などの言葉で攻撃を受けたりしているのだが、例えばイスラム・ネットというノルウェーイスラム教徒のサイトのリーダーである、ファハド・クレシはそんなことはないと否定の立場を取っている。

イスラム教と女性でも触れたが、イランなどのイスラム教が多数である国にも『風紀委員』が監視の目を光らせているそうだ。昨年のノルウェー国有テレビ局の情報によると、7000人もの風紀委員を雇ったそうである。ちなみに1954年から1991年のソ連崩壊まで同国に存在していたKGBでさえ、それほど多くの秘密警察はいなかったという。

ノルウェーの話に戻るが、これと同じような風紀委員が首都オスロにも登場し、グルンランドという外国人が住人のほとんどを占める地域では、ムスリムだけにとどまらず生粋のノルウェー人であろうと誰であろうと、風紀委員に監視されているという。16歳のあるノルウェー人の生徒は、学校での風紀委員があまりにもひどいため、転校を余儀なくされたという。

ところで私事で恐縮だが、私はムスリム教徒でないためヒジャブなどのかぶり物については、大変申し訳ないのだが理解できない。ヒジャブについての様々なディベートサイトを読んでみたが、ヒジャブがなぜ『女性を自由にする』のか未だに分からずにいる。これにつてはイスラム教と女性でも触れたが、どうもヒジャブ使用の彼女らは、活動的でないという不自由さを認めたくないように思える。それとも私は間違っているのだろうか。もしそうなら、ヒジャブをかぶっていてもかぶっていない人と全く同じように、あらゆるスポーツ活動が可能だと教えてほしい。それにもうひとつ。ヒジャブなどの被り物をする目的の一つは髪の毛を隠すという意味があるのだが、もし頭髪をすっかり剃ってしまった場合にもヒジャブが必要なのだろうか。

 

参考資料

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中