中国のノルウェー人の人権概念への見解

少し前にお知らせしたが、中国を訪問中にノルウェー国王が中国側にぜひ話したかったことが、人権問題についてだった。中国が少数派であるウイグル族などを弾圧していることは、日本のメディアでも報道されているが、そのほかについても例えば報道の自由を始め、さまざまな社会規制があるとも報道されている。

さて、ノルウェーのハラル国王と中国主席である習近平の会談後に、中国側の外務省欧州の第二書記官が言うには、「欧米はあまりにも人権に執着しすぎる。これでも我が国は随分と人権において前進してきたのだ。もし人権にばかり執着していたら、他の大事なことがおろそかになってしまう。」ところがアムネスティーによれば、何年も目と比べ、中国の人権問題は悪化しているということだ。

外務大臣のイネ・エリクセン・ソーライデが言うには、人権問題は政治的なテーマであり、日本と同じように国の象徴であるノルウェー国王は、本来ならば人権のような政治的な問題に触れるべきではない。しかしながら現にウイグル民族の問題など、人権問題抜きには外交は難しい、とソーライデは言う。中国とノルウェーは様々な意味で意見を異にしているが、どうにかして話を持っていきたいと思う、ということだ。

これが日本だったらどうだろう。全く同じとは言わなくても、似たような返事が日本政府側から帰ってくるのではないだろうか。少しずつ日本始め中国や韓国でも、ノルウェーの平等について関心を持つ人が増えてきたようである。平等とは人権の概念から始まる。

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