大人のヨーロッパ街歩き〜ノルウェー・ベルゲン編

With Ms.Shiraishi-1

私にとって生まれて初めて経験したことだが、俳優の白石美帆さんと一緒に「大人のヨーロッパ街歩き〜ベルゲン編」にテレビ出演させてもらった。この番組は、ヨーロッパのいろいろな街を訪ねて、現地に住んでいる日本人の案内とともに、街の名所など紹介しているのだ。テレビ用のカメラを向けられたのは生まれて初めてだったため、最初は緊張したが、教師という仕事柄人前で話すのは慣れているおかげで、なんとかうまく行った。とは言え、普段日本語で敬語などほとんど全く使っていないせいで、たどたどしい日本語を話している自分が情けない。

番組の中で紹介させていただいたのは、ノルウェーを代表する音楽家のグリーグの家を始め、魚市場、ハンザ同盟時代の家々、素晴らしい眺めのフロイエン山などの観光名所だけにとどまらず、市内で人気のカフェやレストランなどを案内させていただいた。その中でわずかな時間ではあったが、このブログで紹介しているノルウェーの最初のフェミニストである、ルードヴィヒ・ホルベルグを紹介し、少しでもノルウェー平等死について紹介させていただいたのは、嬉しい限りだった。

日テレBSで2020年まで再放送しているので、ぜひご覧あれ!

白石美帆さんのブログ

https://ameblo.jp/mihoshiraishi/entry-12108130496.html

 

父親に引かれて歩く花嫁

父親と花嫁

Ingar Storfjell (foto)

教会での結婚式は、花婿が証人とともに前方の祭壇の横で待機している間、花嫁は自分の父親、それが叶わないときは男性の親近者にリードしてもらい、賛美歌に合わせて花婿の方に向かって入場することが、通常となっている。20年以上も前、前夫と結婚した私も全く同じように、彼が前方で待ち、私は父の腕に引かれて前方に進んで行ったものだ。

これがどうして問題になるのか? 続きを読む

セクハラを受けるイスラム教女性

Søstre i solidaritet

Photo: NRK, Ytring 20.06.2017

イスラム教の女性について前回触れたが、今回は、ノルウェーにいながらイスラム社会からセクハラを受けている三人の女性たちについて、述べることにする。

ライアルとマリア、シュリカの三人は、それぞれブログ執筆者、オスロ難民の会会長、または社会学学生であり、同時に社会において討論会で活躍しているムスリム女性たちである。またムスリム女性の多くが着用しているヒジャブについても、この三人は着用していないことも共通している。ムスリム女性でヒジャブ等何もつけていない女性は、決して少数派ではなく、 続きを読む

お詫びと訂正

イスラム教と女性」の中で、ヒジャブ姿のムスリム女性は、トレーニングジムではほとんど見かけないと記述してしまったが、これはあまり正確とは言えない。2017年の現代では、ヒジャブをつけて、あるいは女性専用のジム室でヒジャブ未使用でトレーニングしている姿を見かけるようになったそうである。

不明確な表現で読者の皆様に誤解を招いてしまったことを、ここに深くお詫び申し上げる。

イスラム教と女性

日本におけるイスラム教は、日本ムスリム協会が1952年に成立してから現在十万から二十万人ほどの会員がいるそうだが、日本でどれほどの人がイスラム教についての知識を持っているのは、定かではない。ましてや日本の教育における宗教は、米国と同じように非宗教的教育を謳っているためにきちんと教えていない。したがってほとんどの日本人は正確な知識を持っていないのではないのだろうか。誤解のないように申し上げるが、ここで教育問題を論ずるつもりはなく、最近ノルウェーにおけるイスラム教徒と平等についての大きなニュースがあったことを、紹介するだけである。ただ本題に入る前にイスラム教の基本的な事柄について少し触れておく必要がある。 続きを読む

へムセダール・レイプ事件

この事件はまず、2014年にへムセダールというノルウェーのオスロに近い小さな町で起こった。事件の発端は、まず当時18歳だった女性が、30歳前後の三人の男性に次々とレイプされたことである。男性たちはそれぞれ恋人か婚約者があり、うち一人は子どももいるという。まず男性三人はその事件が起こった週末中ずっと深酒し、加えてコカインやハッシュ、それにMDMAという薬物を使用。その後あるバーで被害者の女性と遭遇し、三人のうち一人が所有するコッテージに一緒に行くことになる。 続きを読む

アマル・アデン、ギナ・クログ賞を受賞

AmalAden fikk Gina Krohg pris

アマル•アデンについてはすでに紹介してあるが、このたび2016年度のギナクログ賞にアマル•アデンが受賞されることに決まった。ギナクログ賞のギナクログという女性は、ノルウェーフェミニスト連盟を1884年に設立し、女性参政権のために戦った非常に重要な人物の一人である。彼女の功績をたたえ、2009年よりノルウェーフェミニスト連盟が、女性の権利のために素晴らしい働きをした女性に授けている。今までに受賞されたのは、歴史家のイーダブロムや映画監督のアニヤブライエン、女性シェルター所長のトーベスモーダールなど、アマルアデンを含めて9人である。 続きを読む

ノルウェー初の女性最高裁長官

トーリル・マリエ・オイエ

toril Marie

Scanpix

ノルウェーの最高裁長官についに女性が誕生した。以前からよく言っていることだが、経済界をのぞきノルウェーでは女性リーダーが全く珍しくないためか、国内放送のNRKや新聞には一応書かれているが、それほど大騒ぎはしていない。彼女について詳しくは、三井マリ子氏のブログを参考にしてほしい。

中絶ディベートに関する欠如

ノルウェー厚生省は2016年2月はっきりと「双子またそれ以上の多胎妊娠における一人またはそれ以上の胎児の人工妊娠中絶は、違法ではない」と宣言した。これに伴い国中で世論が涌き上がったのは言うまでもない。厚生大臣のベント・ホイエ始め労働党や進歩党は、人工妊娠中絶は女性の権利であることを強調した。一方キリスト教民主党と自由党は、(例えば)双子のうち一人を中絶することは許可すべきでないと、反対の立場を取った。

ノルウェーの現在の法律によると、 続きを読む