お詫びと訂正

イスラム教と女性」の中で、ヒジャブ姿のムスリム女性は、トレーニングジムではほとんど見かけないと記述してしまったが、これはあまり正確とは言えない。2017年の現代では、ヒジャブをつけて、あるいは女性専用のジム室でヒジャブ未使用でトレーニングしている姿を見かけるようになったそうである。

不明確な表現で読者の皆様に誤解を招いてしまったことを、ここに深くお詫び申し上げる。

イスラム教と女性

日本におけるイスラム教は、日本ムスリム協会が1952年に成立してから現在十万から二十万人ほどの会員がいるそうだが、日本でどれほどの人がイスラム教についての知識を持っているのは、定かではない。ましてや日本の教育における宗教は、米国と同じように非宗教的教育を謳っているためにきちんと教えていない。したがってほとんどの日本人は正確な知識を持っていないのではないのだろうか。誤解のないように申し上げるが、ここで教育問題を論ずるつもりはなく、最近ノルウェーにおけるイスラム教徒と平等についての大きなニュースがあったことを、紹介するだけである。ただ本題に入る前にイスラム教の基本的な事柄について少し触れておく必要がある。 続きを読む

へムセダール・レイプ事件

この事件はまず、2014年にへムセダールというノルウェーのオスロに近い小さな町で起こった。事件の発端は、まず当時18歳だった女性が、30歳前後の三人の男性に次々とレイプされたことである。男性たちはそれぞれ恋人か婚約者があり、うち一人は子どももいるという。まず男性三人はその事件が起こった週末中ずっと深酒し、加えてコカインやハッシュ、それにMDMAという薬物を使用。その後あるバーで被害者の女性と遭遇し、三人のうち一人が所有するコッテージに一緒に行くことになる。 続きを読む

アマル・アデン、ギナ・クログ賞を受賞

AmalAden fikk Gina Krohg pris

アマル•アデンについてはすでに紹介してあるが、このたび2016年度のギナクログ賞にアマル•アデンが受賞されることに決まった。ギナクログ賞のギナクログという女性は、ノルウェーフェミニスト連盟を1884年に設立し、女性参政権のために戦った非常に重要な人物の一人である。彼女の功績をたたえ、2009年よりノルウェーフェミニスト連盟が、女性の権利のために素晴らしい働きをした女性に授けている。今までに受賞されたのは、歴史家のイーダブロムや映画監督のアニヤブライエン、女性シェルター所長のトーベスモーダールなど、アマルアデンを含めて9人である。 続きを読む

ノルウェー初の女性最高裁長官

トーリル・マリエ・オイエ

toril Marie

Scanpix

ノルウェーの最高裁長官についに女性が誕生した。以前からよく言っていることだが、経済界をのぞきノルウェーでは女性リーダーが全く珍しくないためか、国内放送のNRKや新聞には一応書かれているが、それほど大騒ぎはしていない。彼女について詳しくは、三井マリ子氏のブログを参考にしてほしい。

中絶ディベートに関する欠如

ノルウェー厚生省は2016年2月はっきりと「双子またそれ以上の多胎妊娠における一人またはそれ以上の胎児の人工妊娠中絶は、違法ではない」と宣言した。これに伴い国中で世論が涌き上がったのは言うまでもない。厚生大臣のベント・ホイエ始め労働党や進歩党は、人工妊娠中絶は女性の権利であることを強調した。一方キリスト教民主党と自由党は、(例えば)双子のうち一人を中絶することは許可すべきでないと、反対の立場を取った。

ノルウェーの現在の法律によると、 続きを読む

映画「サフラジット」を見て

映画は主人公のマウド・マッツが工場で働いている所から始まる。働いているのはほとんど女性ばかりで、どの顔も疲労に満ちている。マウドも同じように疲れた顔で仕事をしている所に、工場長がパッケージを持って近づき、これをある所に届けろと言われる。外に出た彼女が出くわしたのは、とんでもない出来事だった。何人かの女性たちが「女性に参政権を!」と叫んだかと思うと、 続きを読む

世界初の女性宮内庁長官

グリー・モーレスコグ

Gry Mølleskag

Foto: Pressefoto

ノルウェーに世界初の女性宮内庁長官が誕生した。グリー・モーレスコグは2013年9月から首都オスロの宮殿において、日本の侍従長に当たる仕事をしていたが、2015年8月1日より正式に宮内庁長官に就任した。女性だからという理由で選ばれたのかという質問に対してグリー・モーレスコグは、そういうわけではないときっぱり答えた。宮殿にて仕事をするようになる前にも、 続きを読む

学生新聞、Studvest (ステュードベスト、2014年3月5日付)

Studvest (ステュードベスト) というのは、西ノルウェーの学生連盟が発行している学生新聞である。日本語を教えながらジェンダースタディーのコースを聴講していた私は、学生食堂でクラスメートと共に勉強しているときに、インタビューされた。以下はその記事の翻訳である。 続きを読む

マルテ・ミョース・ペールセン

ベルゲン市の市長になった三つ子の母

Marte_Mjøs_Persen

System 1102

彼女は最近ベルゲンの市長になったばかりの、3歳の三つ子を抱えたバイタリティーのある女性だ。マルテはノルウェー最大党の労働党党員であり、夫のニルス・オラフさんが北海油田で数週間おきに勤務している間、 続きを読む