世界初の女性宮内庁長官

グリー・モーレスコグ

Gry Mølleskag

Foto: Pressefoto

ノルウェーに世界初の女性宮内庁長官が誕生した。グリー・モーレスコグは2013年9月から首都オスロの宮殿において、日本の侍従長に当たる仕事をしていたが、2015年8月1日より正式に宮内庁長官に就任した。女性だからという理由で選ばれたのかという質問に対してグリー・モーレスコグは、そういうわけではないときっぱり答えた。宮殿にて仕事をするようになる前にも、 続きを読む

学生新聞、Studvest (ステュードベスト、2014年3月5日付)

Studvest (ステュードベスト) というのは、西ノルウェーの学生連盟が発行している学生新聞である。日本語を教えながらジェンダースタディーのコースを聴講していた私は、学生食堂でクラスメートと共に勉強しているときに、インタビューされた。以下はその記事の翻訳である。 続きを読む

マルテ・ミョース・ペールセン

ベルゲン市の市長になった三つ子の母

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彼女は最近ベルゲンの市長になったばかりの、3歳の三つ子を抱えたバイタリティーのある女性だ。マルテはノルウェー最大党の労働党党員であり、夫のニルス・オラフさんが北海油田で数週間おきに勤務している間、 続きを読む

ディアナ・ベルバーン

外国人でシングルマザーの市議会議員

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撮影、リングダール裕子

ディアナ・ベルバーンはフランスはナンシーから2004年の6月に留学生としてベルゲンに来て以来、ずっとこの町で暮らしている、5歳の娘さんがいる34歳のシングルマザーだ。彼女は現在、環境緑の党を代表する、ベルゲンの市議会議員である。フランスではなくなぜノルウェーなのか、その理由を聞いてみると、次のような答えが返ってきた。

ノルウェーにきた理由の一つは、男女平等においてフランスよりずっと進んでいるからということだ。例えばフランスでは、女性は家事がとくいで、また美しくあるべきと言われ、外見がとにかく重視されるという。現在のノルウェー首相のアルナ・ソルベルグのような大柄の女性がフランスで首相になろうとしても、無理だそうである。また服装も大事なポイントで、ノルウェーのように何を着ても許されることはないそうである。

仕事に関していえばノルウェーでは共働きは全く普通だが、フランスではそれほど多くの女性が仕事を持っている訳ではなくて、主婦をしていることが多いそうだ。また女性の産休はおろか男性の産休も短く、フランス社会は日本の家長制度に似ているそうだ。

また、フランス女性自身の考え方も問題だと言う。不公平に甘んじているし、差別に対して何も抵抗しないらしい。国際女性デーの3月8日は、ノルウェーでは各地で多くの男女が集会に参加するが、フランスでは参加者も少なく、女性の声を社会にという動きは非常に少ないそうである。

そんな彼女がノルウェーに来て、女性代表と言うのではなく(女性政治家の存在自体。あまりにも普通で当たり前であるために、この言葉はノルウェー政治の社会では使われない。)環境緑の党の代表として、日々政治活動に市役所で活躍している。強いて言えば、シングルマザー、または外国人代表というべきか。